アンティーク照明のお手入れやメンテナンスについて

照明には定期的な保守点検

照明器具には定期的なお手入れと保守点検を

照明器具は一旦設置してしまうと案外お掃除の対象から外れてしまいがちですが、忘れずこまめに掃除やお手入れをして下さい。

1~2週間に1度は乾拭きでの掃除、半年ごとに照明器具に変形や異常発熱などが無いか、電球の黒ずみや交換が必要ないかなどをご確認下さい。

年に1度の掃除やお手入れだけでは小さな埃りや変形には気づきにくく、発見が遅れることでトラッキング現象や漏電、それらによる火災へと繋がる事故もあるため、日ごろからよくチェックしておいてください。

身近だからこそ危険な電気

身近な電気だからこそ危険!

簡単に使える照明や家電のおかげで大変身近に感じる電気ですが、一般家庭内にも人が感電すると命に関わるほど大きな電気が流れていることを常に意識しておきましょう。

DIYなどの普及で簡単な電気工事くらいならと動画や書物を参考に素人工事を行う方がいらっしゃいますが、これは違法行為にあたり大変危険な行為です。

照明器具に問題が起こった場合や設置が必要な場合は、必ず有資格者である電気工事士に依頼してください。また、取り付けが必要ない照明器具に問題が起きた場合は当店へ直接ご連絡下さい。

照明は消耗品・寿命があります

照明器具には寿命があります

照明器具は消耗品のため寿命があります。設置後、外観に異常などがなくても内部の劣化が進行しています(使用環境によって劣化の速度や度合いは異なります)

半年に1度は器具に異常が無いかを確認し、設置後3年~5年で有資格者による劣化具合の確認や漏電などが無いか点検を行って下さい。

電気工事の必要がない照明器具については、当店へご相談下さい。

また8年~10年使用された場合は、器具の交換や器具内の配線類の交換が必要となります。配線の交換や磨耗箇所の修理、部品交換などメンテナンスをご希望の場合は当店へご連絡下さい(写真参考)

お手入れのワンポイントアドバイス

照明のお手入れは電源を切ってから

お手入れは必ず電源を切ってから

照明器具を触るときは必ず電源をOFFにしてから行って下さい。器具が壁面や天井に設置されいる場合は部屋のスイッチを切りましょう。卓上ライトなどの場合は、コンセントプラグを抜いてから手入れを行います。

電球交換の目安と注意

電球交換の目安と注意

白熱球の場合、電球交換は半年から1年に1度が目安です(電球の種類やメーカーによって異なります)電球を差し込む前に口金の埃や指紋を乾拭きし、交換が済んだら電球のガラス部分についた指紋はやさしく拭きとってください。シャンデリアやスプートニクなどの1つの照明に複数灯の電球を設置するタイプの器具には、必ず同じメーカー、ワット数の電球を取り付けて下さい。1つの照明器具内で異なるワット数の電球をバラバラに設置するのは危険です。火災の原因となるため、絶対に行わないで下さい。

安定の良い踏み台を用意

高い場所の電球交換や照明器具のお手入れには脚立や安定した踏み台を用意する

高い場所に設置された照明のお手入れをする際は、安定の良い脚立や踏み台をご用意下さい。キャスター付きの椅子や不安定な箱などには乗らないで下さい。器具をあらゆる角度からじっくり見れる位置に目線を確保し、安全にお手入れや点検を行って下さい。また降りる際には、照明器具をつかんだり負荷をかけないで下さい。脱落や破損につながり危険です。

お手入れは両手で慎重に

照明器具の角度調整やお手入れは両手で慎重に

器具の掃除やお手入れを行う際は必ず両手で慎重に行って下さい。片手での角度調整や電球交換などは脱落や破損を招き危険です。器具内には配線が通っているため、強い負荷やかかると内部の配線が断線する場合などもあります。内部には配線が通っていることを意識し、器具を壊さないようにやさしく丁寧に扱ってください。

目視による点検

照明器具は半年に1回、目視による簡単な確認を

半年に1回、目視による点検を行って下さい。購入時と明らかに器具の状態が異なったり、異常が見られたらすぐに使用を中止し、当店へご連絡下さい。